家族に恋愛相談するのはアリ?

家族に恋愛相談するのはアリ?

恋愛の悩みを家族に相談することについて、そのメリットとデメリット、上手な相談の仕方について

読了時間: 5分

友達に恋愛相談をするのは普通のこと。でも、家族に相談するのはどうだろう。

「お母さん、実は好きな人がいるんだけど…」 「お姉ちゃん、恋愛のことで聞きたいことがあって…」

そんな風に切り出すのは、恥ずかしいような、でも心強いような。複雑な気持ちになる。

家族に恋愛相談するのは、果たしてアリなのだろうか?

家族だからこその安心感

家族に恋愛相談をすることには、確かにメリットがある。

まず、何といっても安心感。あなたのことを一番よく知っていて、一番あなたの幸せを願ってくれる存在。利害関係もないから、純粋にあなたのためを思ってアドバイスしてくれる。

私も大学生の時、片思いで悩んでいた時期があった。友達には「頑張って」と言われるけれど、具体的にどうすればいいのか分からなくて。そんな時、意を決して母親に相談してみた。

母は私の性格をよく理解していたから、「あなたらしいやり方で」というアドバイスをくれた。背伸びをしたり、無理をしたりする必要はないと。その言葉に、とても救われた。

でも、ジェネレーションギャップも

一方で、家族だからこそ難しい面もある。

恋愛観や価値観は、世代によって大きく違う。親世代の恋愛と、今の恋愛では、出会い方も付き合い方も全然違う。SNSやマッチングアプリのことを説明するのも大変。

「私たちの時代は…」という前置きで始まるアドバイスは、時として的外れに感じることもある。でも、それでも愛情からくる言葉だということは分かるから、完全に無視するのも心苦しい。

家族の種類によって変わる相談しやすさ

同じ家族でも、誰に相談するかで全然違う。

お母さんに相談する場合 母親は一般的に、子どもの恋愛に関心が高い。でも時として心配しすぎて、過保護なアドバイスになることも。「まだ早い」「相手をよく調べて」みたいな。

お父さんに相談する場合 父親は娘の恋愛となると、複雑な気持ちになることが多い。過保護になったり、相手を警戒したり。でも意外と的確なアドバイスをくれることもある。

兄弟姉妹に相談する場合 年の近い兄弟姉妹なら、世代も価値観も近いから相談しやすい。恋愛経験があれば、実体験に基づいたアドバイスももらえる。

相談する時の心構え

家族に恋愛相談をするなら、いくつか心構えをしておこう。

1. 完璧な答えを期待しない 家族も万能ではない。間違ったアドバイスをすることもあるし、時代遅れなことを言うこともある。それでも、あなたを思って言ってくれているということを忘れずに。

2. 適度に情報をフィルタリングする あまりにも詳しく話しすぎると、家族も心配になったり、口出ししたくなったりする。相談したい部分だけを、適度に話すのが良い。

3. 最終的な判断は自分で 家族のアドバイスは参考程度に留めて、最終的には自分で決断を。家族の意見に左右されすぎると、後で後悔することもある。

こんな時は家族に相談してもいい

特に、こんな状況の時は家族に相談するのも良いかもしれない。

友達に相談できない時 友達関係が複雑で相談できない時や、そもそも恋愛相談できるような友達がいない時。家族なら、利害関係なく話を聞いてくれる。

客観的な意見が欲しい時 恋愛って、当事者になると冷静な判断ができなくなる。家族なら、あなたのことを知りつつも、一歩引いた視点でアドバイスしてくれる。

励ましが欲しい時 失恋した時や、恋愛がうまくいかない時。家族なら、無条件にあなたの味方になってくれる。時には甘やかしてくれるのも、家族だからこそ。

相談しない方がいい場合も

でも、こんな時は家族への相談は避けた方がいいかも。

家族が恋愛に厳しい場合 家族が恋愛に対して厳しい価値観を持っている場合、相談すると余計な制約を受けることも。「勉強に集中しなさい」「まだ早い」みたいに。

秘密を守ってもらえない場合 家族によっては、あなたの恋愛話を他の家族にべらべら話してしまうことも。プライバシーを守ってもらえない可能性がある場合は要注意。

過干渉になりそうな場合 相談したことをきっかけに、家族が過度に恋愛に口出ししてくる可能性がある場合は、相談しない方が良いかも。

バランスよく相談相手を選ぼう

理想的なのは、家族だけに頼らず、いろんな人に相談すること。

友達には共感してもらい、家族には客観的な意見をもらい、時には専門家や年上の人にアドバイスをもらう。いろんな角度からの意見を聞くことで、より良い判断ができる。

私も今では、恋愛の悩みを母親に相談することがある。でも以前みたいに「どうしたらいい?」と答えを求めるのではなく、「こんなことがあったよ」と報告程度に。そうすると、お互いにとって心地よい距離感で話ができる。

家族も人間だということを忘れずに

最後に大切なのは、家族も完璧ではない人間だということを忘れないこと。

恋愛経験だって人それぞれだし、時代も違う。間違ったアドバイスをすることもあれば、的外れなことを言うこともある。

でも、あなたのことを大切に思っているからこそ、一生懸命考えてアドバイスしてくれる。その気持ちだけは、確実に本物。

結論:アリだけど、程々に

家族に恋愛相談するのは、確実にアリ。

でも、すべてを家族に依存するのではなく、一つの選択肢として考えるのが良い。時には相談し、時には自分で考え、時には友達に話し、時には一人で悩む。

そのバランスを取りながら、あなたらしい恋愛をしていけばいい。

家族は、あなたの恋愛を応援してくれる一番身近なサポーター。上手に頼りながら、素敵な恋愛を楽しもう。