「出会いがない」とよく言われるけれど、実は出会いの場所はたくさんある。でも、私たちインドア派にとって、多くの「出会いスポット」は正直なところ、かなりハードルが高い。
今日は、そんな私たちが避けがちな場所について、正直に話してみたい。避ける理由も含めて。そして、それは決して悪いことではないということも。
クラブ・バー
まず筆頭に挙がるのが、クラブやバー。
大音量の音楽、薄暗い照明、お酒の匂い、見知らぬ人との距離の近さ。これらすべてが、インドア派にとっては苦手要素の塊。
「みんなで盛り上がる」という雰囲気についていけない。騒がしい環境では、深い会話なんてできない。そもそも、あの空間で「素の自分」を出すのは不可能に近い。
私も友達に誘われて何度か行ったことがあるけれど、いつも壁際でスマホを眺めているだけ。帰り道では毎回「なんで行ったんだろう」と後悔していた。
大規模な街コン・婚活パーティー
次に避けがちなのが、大規模な街コンや婚活パーティー。
何十人もの知らない人がいる空間で、短時間で自分をアピールしなければならない。まさにインドア派の苦手分野のオンパレード。
「3分で自己紹介」「グループでゲーム」「フリータイム」
どれも、私たちにとっては試練でしかない。本来の魅力を発揮するには時間が必要なのに、瞬発力を求められる。
スポーツイベント・アウトドア活動
テニスサークル、ハイキング、BBQ、フットサル…
これらは確かに健全で素敵な出会いの場。でも、運動が苦手な私たちにとっては、まず参加すること自体がハードル。
汗をかくのも気になるし、運動神経の悪さがバレるのも恥ずかしい。そもそも、アウトドアよりも室内で静かに過ごす方が好き。
無理して参加したところで、本当の自分を見てもらえるとは思えない。
大学のサークル・ゼミの飲み会
学生時代を思い返してみると、サークルの飲み会やゼミの懇親会も苦手だった。
みんなでワイワイ騒ぐのが苦手。お酒を飲んでテンションが上がった人たちの輪に入っていけない。気の利いたことも言えない。
結果として、いつも早めに帰るか、参加自体を避けてしまう。そうすると「ノリが悪い」「つまらない人」という印象を持たれてしまう。
職場の歓送迎会・忘年会
社会人になってからも同じ。
職場のイベントは避けて通れないものが多いけれど、正直なところ、あまり楽しめない。上司や先輩との距離感もよくわからないし、同僚との雑談も苦手。
「みんなで盛り上がろう」という雰囲気に、どうしても馴染めない。
なぜ避けてしまうのか
これらの場所を避ける理由は、決してわがままではない。
私たちには、じっくりと時間をかけて人との関係を築く方が合っている。表面的な会話よりも、深い話を好む。騒がしい環境よりも、静かな空間の方が落ち着く。
そして何より、本当の自分を理解してもらうには、時間が必要。短時間の勝負では、私たちの良さは伝わりにくい。
避けることは悪いことじゃない
「出会いのチャンスを逃している」と言われることもあるけれど、無理して苦手な場所に行く必要はない。
自分らしくいられない場所で出会った人との関係は、長続きしない。無理をして作った関係は、いつか破綻する。
むしろ、自分が自然体でいられる場所で、同じような価値観を持つ人と出会う方が、ずっと意味がある。
私たちに合う出会いもある
私たちインドア派にも、きっと合う出会いの場所がある。
図書館、美術館、カフェでの読書会、小規模な勉強会、趣味のワークショップ、オンラインのコミュニティ…
これらの場所では、私たちの良さが自然と表れる。知的好奇心、集中力、思慮深さ、優しさ。
大切なのは質、量ではない
多くの人と出会うことよりも、一人の人と深くつながることの方が、私たちには向いている。
たくさんの出会いを求めて苦手な場所に無理して行くよりも、少なくても自分らしくいられる場所で、ゆっくりと関係を育てていく方がずっと自然。
今の自分を受け入れよう
インドア派であることを、恥じる必要はない。
静かな場所を好むこと、深く考えることを好むこと、一人の時間を大切にすること。これらすべてが、あなたの魅力。
苦手な場所を避けることは、自分を守ること。そして、本当に自分に合う人との出会いを大切にすること。
無理をして外向的になる必要はない。今のあなたのままで、きっと素敵な出会いが待っている。
あなたの静かな魅力に気づいてくれる人は、必ずいる。焦らず、自分らしいペースで歩んでいこう。