彼のことが気になって仕方がない。でも、どうやってアプローチしたらいいのかわからない。
グイグイ行くようなタイプではないし、自分から告白するなんて考えただけで胸がドキドキしてしまう。でも、このまま何もしないでいるのは辛い。
大丈夫。控えめなあなたにも、あなたらしいアプローチ方法がある。無理に積極的になる必要はない。
まずは日常的な接点を増やす
いきなり特別なアプローチをするのは勇気がいる。まずは自然な形で接点を増やすことから始めてみよう。
職場なら、彼がよく通る場所を意識的に通ってみる。 学校なら、彼がいるエリアで過ごす時間を少し増やしてみる。 共通の友人がいるなら、彼も参加しそうなグループ活動に顔を出してみる。
「たまたま会う」機会が増えれば、自然と会話のきっかけも生まれやすくなる。
挨拶から少しずつ会話を増やす
控えめな人のアプローチは、段階的に進めることが大切。
最初は軽い挨拶から。「おはようございます」「お疲れさまです」といった日常的な挨拶を、少しだけ明るめの声で。
慣れてきたら、天気の話や時事の話など、誰とでもするような軽い会話を。「今日は暖かいですね」「あの新しいカフェ、気になりますね」
そうやって少しずつ会話の時間を増やしていけば、相手もあなたのことを身近な存在として認識してくれるようになる。
共通の話題を見つける
控えめな人でも、共通の話題があると自然に話しやすくなる。
彼の趣味や興味のあることを、さりげなく観察してみよう。よく読んでいる本、昼休みに見ているサイト、持ち物、会話の内容から、彼の関心事が見えてくるはず。
そして、その中で自分も興味を持てそうなものがあれば、少し調べてみる。完全に詳しくなる必要はない。「最近○○に興味があるんです」「○○について教えてもらえませんか？」といった形で会話のきっかけを作れればいい。
私も学生時代、気になる人が読んでいた本について「面白そうな本ですね」と声をかけたことがある。それがきっかけで長い会話ができて、とても嬉しかった記憶がある。
困っているときに助けてもらう
控えめな人にとって、「助けてもらう」というのは自然なアプローチ方法の一つ。
重い荷物を運んでいるとき、パソコンの操作で困っているとき、道に迷ったとき。そんなときに「すみません、お手伝いお願いできますか？」と声をかけてみる。
男性の多くは、頼られることに悪い気はしない。むしろ、役に立てることを嬉しく思ってくれる人が多い。
ただし、あからさまに「助けてもらうための困った状況」を作るのは不自然。本当に困ったときに、素直に頼ってみよう。
お礼を通じて関係を深める
何かしてもらったときのお礼は、関係を深める絶好のチャンス。
「昨日はありがとうございました」 「おかげで助かりました」 「今度、お礼させてください」
最後の「お礼させてください」は、次の機会につながる可能性がある。コーヒーをおごったり、ちょっとしたお菓子を渡したり。そういった小さなやり取りから、親しくなることができる。
相談という形でアプローチ
「相談があるんですが」というのも、控えめな人にとって使いやすいアプローチ。
仕事のこと、勉強のこと、趣味のこと。彼が詳しそうな分野について、アドバイスを求めてみる。人は頼られることで相手に親近感を抱きやすくなるし、相談を通じて二人だけの時間を作ることもできる。
ただし、相談内容は相手が答えやすいものを選ぶこと。あまりにプライベートなことや、重すぎる悩みは避けた方がいい。
褒めることで気持ちを伝える
直接的に好意を伝えるのは恥ずかしいけれど、褒めることなら比較的言いやすい。
「いつもお疲れさまです」 「○○さんって、本当に親切ですね」 「○○さんの説明、とてもわかりやすかったです」
こうした言葉は、相手に好印象を与えるだけでなく、あなたが相手のことをよく見ているということも伝わる。
グループの場を利用する
一対一でのアプローチが難しい場合は、グループの場を利用してみよう。
飲み会、ランチ、勉強会。複数人がいる場なら、プレッシャーも少なく自然に会話ができる。そういった場で少しずつ親しくなって、後日二人で会う機会につなげていく。
グループの場では、彼の近くに座るよう心がけたり、彼が話しているときは特に興味深そうに聞いたり。小さな気遣いが、相手の印象に残る。
LINE交換のタイミングを見極める
現代の恋愛において、LINEの交換は重要なステップ。
自然な流れで交換できるタイミングを待ってみよう。仕事の連絡、グループの連絡、約束の件など、「連絡先を交換する理由」があるときがチャンス。
交換した後は、最初は仕事や用件のメッセージから。慣れてきたら、少しずつプライベートな内容も含めていく。
小さな変化を積み重ねる
控えめな人のアプローチは、小さな変化の積み重ね。
いつもより少しだけ明るい挨拶、いつもより少しだけ長い会話、いつもより少しだけ親しみやすい態度。
そうした小さな変化を続けていれば、相手もあなたのことを意識するようになる。急激な変化は不自然だけれど、少しずつの変化なら自然に受け入れてもらえる。
あなたらしさを大切に
最も大切なのは、あなたらしさを失わないこと。
無理に明るいキャラクターを演じたり、積極的な人の真似をしたりする必要はない。控えめで優しいあなただからこそ魅力的だと思ってくれる人もいる。
自分らしいペースで、自分らしい方法で。そうやってアプローチした方が、きっと良い結果につながるはず。
勇気を出すタイミング
でも時には、少しの勇気も必要。
十分に親しくなったら、思い切って「今度、二人でお茶でもしませんか？」と声をかけてみよう。控えめなあなたにとって大きな一歩だけれど、きっと相手にもその気持ちは伝わる。
控えめなあなたにも、素敵な恋愛が待っている。あなたのペースで、あなたらしい方法で、少しずつ前に進んでいこう。